📖 前回の記事:FPとは?銀行員・税理士法人勤務が語る実務で本当に役立つ知識 →
📋 この記事でわかること
- 銀行員がFPを取る本音と建て前
- 税理士法人でFPが必要な理由
- 保険・相続・iDeCo・NISAとFPの関係
- FPを取って実際に変わったこと
銀行員がFPを取る理由は「顧客のため」だけではない
建て前は「顧客へのより良い提案のため」ですが、本音はもっとリアルです。銀行員・税理士法人での経験から、FPを取る本当の理由を正直にお伝えします。
「なぜ銀行員はFPを取るのか?」
建て前は「顧客の資産形成をサポートするため」「より良い提案ができるようになるため」です。もちろんこれは本当のことです。
ですが、本音はもう少しリアルな話があります。
佐藤ナオキの本音
ぶっちゃけ、銀行員にとってFPは「昇格要件に入っているから取らざるを得ない」という側面が大きいです。「FP持ってないと査定に響く」という現実があります。ただ、取ってみると本当に仕事で使える知識ばかりで、結果的に取って良かったと感じています。
銀行員がFPを取る本当の理由
理由① 昇格要件・行内評価のため(本音)
多くの銀行では、FP資格が昇格要件や行内評価の基準に含まれています。「取らないと昇格できない」「上司に詰められる」という現実が、多くの銀行員をFP取得に向かわせます。
💡 これは決して悪いことではありません。「仕方なく取った」FPが、後になって本当に役立つ知識になるケースがほとんどです。
理由② 保険販売のノルマをこなすため(本音)
銀行では保険販売にノルマがあります。FPの知識があると、顧客のニーズに合った保険を提案しやすくなり、結果的にノルマを達成しやすくなります。
佐藤ナオキのひとこと
FPの知識がない状態で保険を売ると「とりあえず勧める」になりがちです。知識があると顧客に本当に必要な保険を提案できるので、信頼されて自然と成約率が上がります。
理由③ 相続相談に対応するため(建て前&本音)
資産家顧客からの相続相談は突然来ます。「親が亡くなりそうで…」という相談に対して、FPの知識があると生命保険を活用した相続税対策・贈与の活用など、具体的な提案ができます。
佐藤ナオキのひとこと
相続の相談が来たとき、FPの知識がないと「税理士に相談してください」で終わります。知識があると「まず生命保険の非課税枠を活用しましょう」という初動対応ができます。この差は大きいです。
理由④ iDeCo・NISAの相談急増に対応するため
2024年からの新NISA制度開始以降、銀行窓口でのiDeCo・NISA相談が急増しています。FPの知識があると、顧客の年齢・収入・目標に合わせた最適な活用方法を提案できます。
佐藤ナオキのひとこと
「iDeCoとNISAどっちがいいですか?」という質問に即答できる銀行員は、顧客から絶大な信頼を得られます。FPの知識があれば「あなたの場合は所得控除が大きいのでiDeCoを優先すべきです」と具体的に答えられます。
税理士法人でFPが必要な理由
①相続税申告での活用
相続税申告では、財産評価・相続人の確認・税額計算など幅広い知識が必要です。FPで学んだ相続の基礎知識が、税理士法人での業務効率を大幅に上げてくれます。
②法人保険を活用した財務戦略の提案
法人向けの生命保険は「節税」というより課税の繰り延べという性質が正確です。主な活用目的は以下の3つです。
活用目的① 役員退職金の積立
保険料の一部を損金算入しながら積み立て、将来の役員退職時に保険金を退職金として支払う。課税タイミングをコントロールする財務戦略です。
活用目的② 従業員の退職金・福利厚生
従業員の退職金準備や福利厚生目的で保険を活用する方法です。保険料が福利厚生費として損金算入できるケースがあります。
活用目的③ 事業保障(経営者への万一の備え)
社長が突然亡くなった場合、残された家族・従業員・取引先が困らないよう、借入金の返済資金+当面の運転資金を保険金で確保する目的です。中小企業では特に重要な保障です。
佐藤ナオキのひとこと
税理士法人でクライアントを見ていると、事業保障を目的とした保険を検討していない中小企業が意外と多いです。「社長が急に亡くなったらどうなるか」をFPの視点で一緒に考えてあげると、非常に喜ばれます。
③iDeCoを活用した個人節税提案
個人事業主・中小企業経営者へのiDeCo活用提案は、税理士法人での重要な付加価値サービスです。FPの知識があると「iDeCoで年間〇〇万円節税できます」という具体的な提案ができます。
FPを取って実際に変わったこと
| 場面 | FP取得前 | FP取得後 |
|---|---|---|
| 保険相談 | 「専門の方と話してください」 | 「お客様の場合は〇〇保険がおすすめです」 |
| 相続相談 | 「税理士に相談してください」 | 「まず生命保険の非課税枠を活用しましょう」 |
| iDeCo・NISA | 「どちらもいいですよ」 | 「あなたの場合はiDeCoを優先すべきです」 |
| 顧客からの評価 | 「また来たか」 | 「あなたに相談したい」 |
まとめ
- 銀行員がFPを取る本音は昇格要件・ノルマ対策
- でも取ってみると保険・相続・iDeCo・NISAで本当に役立つ
- 税理士法人では相続税・節税提案に直結する
- FPの知識があると顧客からの信頼度が根本から変わる
「仕方なく取った」FPが、気づけばキャリアの武器になっていた。私自身がそういう経験をしています。まずはFP3級から始めて、お金の知識を体系的に身につけてみてください。
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